低タンパク米・低グリテリン米「LGCソフト」
「LGCソフト」といった名前の
お米を聞いたことがありますか?
きっと市販されているのを見たことがある方は
ほとんどいないのではないかと思います。
実はこれらのお米は
腎臓病患者向けに開発されたお米なんです。
「低タンパク米」とも言いますが
通常は「低グルテリン米」と呼ばれます。
これは体内で消化されやすく
腎臓に負担をかけるタンパク質
「グルテリン」が少ないことに由来しています。
食事療法を用いて、腎臓に負担をかける
食塩、カリウム、リン、タンパク質、水分などの
摂取を制限し、人工透析が必要なほどの
悪化を防ぐというのが
一般的な医療現場での方針となっています
この食事療法には、これまで人工的な加工処理で
タンパク質を低減したレトルトパック米飯などが
用いられてきましたが、値段が高い上に
美味しくないということで
こうした低タンパク米の
開発が始まりました
そこで開発されたのが「LGCソフト」
「LGC」は、
Low Glutelin Content=グルテリンが少ないこと
「ソフト」は、柔らかく粘って
美味しいことから命名されました。
タンパク質には、消化しやすい易消化性と
消化しにくい難消化性があります。
普通のお米の場合、易消化性が75%くらい
残り25%くらいが難消化性です。
『LGCソフト』は、この比率を変えて
易消化性が50〜60%と少なくなっています。
つまり消化されずに排出される量が多い分だけ
体が摂取する量が少なくなるという意味で
「低タンパク米」なのです。
そして、易消化性タンパク質の主な成分がグルテリンで
これが少なくなるので「低グルテリン米」と呼ばれています。
「LGC米(低グルテリン米)」は近年すっかりお馴染みの、メタボ(メタボリックシンドローム)を気にして、食べる量を控えている方や、それらの病気、生活習慣病を意識した方にオススメです。
玄米1s
(税込)680円